他のラケットスポーツの経験がある場合、既に好みがあるかもしれません。
しかし、そうでない場合はどうでしょうか?
ピックルボールのバックハンドには、片手と両手のどちらが最適なのでしょうか?
なぜ良いバックハンドが重要か
ダブルスを多くプレイする場合、フォアハンドを主に使うことができます。
しかし、強力なピックルボールのバックハンドを持つことは、いくつかの理由から重要です。
自分に合ったバックハンドの選び方
それぞれのバックハンドには独自の利点があります。自分に合ったものを選ぶことは、個々のニーズが異なるため難しい決断です。
ここでは、あなたに合ったバックハンドを選ぶためのヒントをご紹介します。
両手バックハンドの利点
1. インパクト時の安定性が向上
両手でパドルを握ることで、自然に安定性が増します。
もしパワーが足りないと感じたり、インパクト時にもう少し安定させたい場合、両手バックハンドが適しています。
これはボレーやディンクショットを含むすべてのバックハンドショットに当てはまります。
2. ショットによりパワーが出る
両手でパドルを握ることで、より多くの筋肉が使われるため、常に強力なショットを打つことができます。
両腕を使うことで、体全体が一体となり、胴体や大きな筋肉群を活用することができます。
その結果、より強力なショットが可能になります。
片手打ちの選手がよく犯すミスは、腕だけを使ってしまい、体全体を使わないことです。
そのため、腕と肩だけに頼ってスピードを出そうとします。
3. パワーを吸収しやすい
インパクト時の追加の安定性と自然にコンパクトなスイングパスのおかげで、相手の強力なショットを楽に受け止めることができます。
このため、多くのプロ選手は両手バックハンドを選びます。
特にネットでの速いボレー合戦では、その効果が顕著です。
自分に合ったバックハンドの選び方
1. リーチが広がる
片手バックハンドの最も明白な利点は、リーチが広がることです。
片手でグリップを握ることで、腕を体からさらに遠くまで伸ばすことができます。
これは特にシングルスで広い範囲をカバーする必要がある場合に有用です。
リーチが広がることでエネルギーの消費も少なくなります。
両手でグリップを握ると、リーチを広げるために余分なステップが必要となり、より多くの筋肉群を使います。
2. ボールの配置がしやすい
片手でグリップを握ることで、手首の柔軟性と自由度が増します。
これにより、コートの異なる場所にボールをガイドしやすくなります。
特にクロスコートの角度をつけるのがスムーズになります。
また、手首の柔軟性により、最後の瞬間での調整が可能になり、相手のタイミングを狂わせることができます。
3. 素早い調整が可能
片手バックハンドにすることで、ショット間の切り替えがより迅速に行えます。
グラウンドストローク、ディンク、ボレーのいずれを打つ場合でも、フォアハンドとバックハンドの切り替えがわずかに速くなります。
また、スライスへの切り替えを隠すのも容易です。
両手バックハンドの欠点
1. ショットの偽装が難しい
両手バックハンドでは、片手バックハンドに比べてスライスへの切り替えやショットの偽装が難しくなります。
両手を使う場合、グリップを握り直して手の位置を変える必要があり、この準備に時間がかかり、相手にも明らかに分かってしまいます。
2. より多くの動きが必要
インパクトの位置は似ていても、両手でパドルを握ると片手に比べてリーチが短くなります。
これにより、しっかりとしたバックハンドを打つためには余分なステップが必要になることが多いです。
片手であれば、体を伸ばしてボールをブロックするのが少し簡単になります。
特にベースラインやキッチンでの広い範囲のボールに対しては難しさが増します。
このため、可動域が限られている選手や怪我をしている選手は片手バックハンドを選ぶことが多いです。
3. より柔軟性が求められる
これは特にグラウンドストロークに当てはまります。両腕と体を一体として動かすため、胴体や股関節の柔軟性がより求められます。
したがって、フォロースルーで高くフィニッシュするのが難しくなります。
このため、多くの両手バックハンドのミスはネットにかかってしまいます。
また、他のラケットスポーツに比べてボールのバウンドが低いピックルボールでは、バックハンドが特に難しくなります。
片手バックハンドの欠点
1. タイミングが難しい
片手バックハンドは、少し前方でのインパクトポイントが必要です。
また、同じパワーを出すためには、両手バックハンドに比べてやや長いスイングが求められます。
確実な片手バックハンドを打つためには、フットワークとタイミングが重要です。
2. 怠惰を促す
両手バックハンドでは、しっかりとボールに届くために余分なステップが必要です。
しかし、片手バックハンドではリーチが広がるため、時折怠けてしまうことがあります。
ストレッチに頼らず、余分なステップを確実に踏むよう心がけましょう。
ピックルボールのバックハンドの選び方
ピックルボールのバックハンドを選ぶのは個人的な決定であり、簡単なものではありません。
他人に影響されず、自分にとって最適な選択をしましょう。
正解や不正解はなく、世界のトップ選手たちも両方のスタイルを使っています。
最終的には、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
長い間プレーしているなら、現在のスタイルを維持し、改善を目指すのが良いでしょう。
もし切り替えを決意した場合は、Pickleball TopspinProが役立ちます。
反復練習が重要で、筋肉の記憶を鍛えるには繰り返し練習することが不可欠です。
以下に「TopspinProを使った最適なトレーニング方法」のヒントを紹介します。
ピックルボールをTopspinProで練習する最良の方法
筆者名:ゾーイ・ジェフリー
TOPSPINPRO 常任コーチ
イギリスとアメリカで17年間テニスコーチとして活動
【資格】
テニス専門のの学士号、USPTAエリートプロ、PTRプロ、LTAレベル4、PPRピクルボールプロ