テニスの相手を見つけるのは時に難しく、ダブルスで4人揃うのはさらに厳しいこともあります。
しかし、そのような状況でテニスの練習を止めてしまう必要はありません。
一人での練習も非常に価値があり、決して退屈であると感じる必要はありません。
こちらには、一人でテニスの練習をするための初めの一歩として役立つアイデアがいくつかあります。
目次
一人でテニスを練習するメリット
一人でテニスを練習する方法は色々あり、それには多くのメリットがあります。
まず最初のメリットは、自分がどれだけテニスを頻繁にできるかです。
大人になると忙しい生活が多く、定期的な練習や試合に時間を割くのはなかなか難しいです。
しかし一人でテニスを練習すれば、他人の都合に左右されずに、自分の日常生活に柔軟に合わせられます。
その結果、もっと多くのボールを打つ機会が増えます。まさに一石二鳥です。
さらに、一人で練習することで、他人や周囲の環境に気を取られることなく、自分自身のスキルに集中することができます。
自分が練習したいテニスの技術を選び、それを友達と対戦するときに実践できます。
もし一人でテニスをどうやって練習するかわからない場合は、以下でいくつかアイデアを提案します。
一人でテニスを練習する方法
1. テニスボールマシン
テニスボールマシンは、一人でテニスの練習をするのに非常に便利なツールです。
マシンを使えば、いろんな種類の練習ができます。
打つ合間にシャドウスイングやフットワークの練習も取り入れられます。
ただ、使う際に注意すべきいくつかのポイントがあります。
まず、大事なのはマシンを実際の試合でよくボールを受ける位置に設置すること。
多くの人がベースラインの中央にマシンを設置しますが、実際の試合ではそこからくるボールはそれほど多くありません。
練習をする際は、実際の試合で起こりうるさまざまな状況を想像しましょう。
ベースラインでのグラウンドストロークだけでなく、ボレーやサーブの返球、ショートボール、ワイドボール、オーバーヘッドなども練習してください。
楽しみながら効果的に!
もう一つのポイントは、マシンのスピードやリズムを自分の通常のプレイスタイルに合わせることです。
80マイル(約128キロ)でボールを打つのが楽しいかもしれませんが、実際の試合で30マイル(約48キロ)でボールが飛んでくるなら、それに対応できるように練習するべきです。
もちろん、楽しさ重視で速いボールを打つのもいいですが、現実的な練習もしっかりと行いましょう。
2. テニスの練習壁
多くのテニスコートには、練習用の壁があります。
それが使えるなら、ぜひ活用しましょう。この壁は、嘘もミスもありません。一人でのテニス練習には、これ以上ない最高のパートナーです。
実際、この壁は世界一の練習相手と言えるでしょう。
一人でテニスを練習するなら、練習メニューはたくさんあります。ただ単に何度もボールを打つという基本練習から始めてもいいです。
それとは別に、基本的な動作の改善、ボールとの接点、早めの準備、ボールが一回跳ねた後に打つタイミング、さらにはフィットネスのトレーニングまで、特定のスキルを磨く練習もできます。
壁という練習相手がいると、練習の幅は無限に広がります。
練習壁でのテニスのコツ
まず、どのスキルを練習するかを前もって計画しておくと効率がいいです。
多くの人はただ打ち始めてしまい、すぐに飽きてしまうことが多いです。そうならないよう、飽きずに続けられる練習メニューを考えましょう。
始める前には、しっかりとウォームアップをします。最初はサービスラインに近い位置から壁に向かってボールを打ち、その距離でしっかりとコントロールできるように始めます。
3. 自宅でテニスの練習
自宅にいるときでも、テニスの練習は十分に可能です。
「シャドウストローク」と呼ばれる形だけのスイングは、身体に正しい動きを覚えさせる非常に効果的な方法です。
特に新しいテクニックを練習している場合、このシャドウストロークを日常に取り入れることで、あっという間に上達します。
繰り返しが成功のカギです!
私が特におすすめする練習方法は、鏡の前でのシャドウスイングです。
自分がどう見えるかと、実際にどう感じるかは違うことがよくあります。
鏡を使って自分のフォームを確認することで、技術の修正がしやすくなります。
もちろん、スマホで自分の動きを録画して後で確認するのもいい方法です。
自宅練習のコツ
練習が退屈にならないように工夫を凝らしましょう。
そうすれば、他にも楽しいことがある中で練習を続けたくなります。
例えば、サーブのトス練習、さまざまなショットのシャドウスイング、足元の動きを鍛えるドリル、そしてボールを使ったスキル(腕の持久力や協調性、タイミングなどを向上させます)など、多くの種類の練習があります。
新しい技術や面白い練習方法も動画で学ぶことができますよ。トレーニング用の道具を使うのも一つの手です。
4. トレーニング用具での練習
当然ですが、私たちTopspinProでは、皆さんにテニスのトレーニング用具を活用していただきたいと思っています。
トレーニング用具は一人でテニス練習をする上で非常に有用です。
市場には様々なテニス用のトレーニングデバイスがありますが、質の高い反復練習ができて筋肉の記憶を高めるものがあれば、それは有用です。
TopspinProでは、トップスピンをかけたグラウンドストロークだけでなく、サーブやスライスも練習できます。
詳しくは公式サイトで商品を確認できます。
トレーニング用具使用のコツ
自宅で練習するときと同じく、面白さを持続させないとすぐに飽きてしまいます。
そのため、トレーニング用具を使った一人用の練習メニューを考えるといいでしょう。
TopspinProを使った練習で特に楽しい方法の一つは、テレビや動画で放送されているテニスの試合に合わせて、リズムよくボールを打つことです。
5. コートでの練習
ほとんどのテニス選手には、近くに利用できるテニスコートが存在します。
継続的に練習するための秘訣は、なるべく近くで簡単に練習できる場所を選ぶことです。
友達と一緒にプレイするためのテニスコートやクラブが遠い場合、一人で練習するためには近場のコートを探しましょう。
そうすることで、実際にコートで練習する可能性が高まります。
テニスコートでできる練習は多岐にわたります。
サーブやボールのトスだけでなく、様々な技術を取り入れた練習が可能です。
自分のバスケットとテニスボールを持っていれば、さらに多くの練習方法が増えます。
トレーニング用具も持参すると、練習に変化と刺激を加えられます。
コート練習のコツ
・フットワークの練習(例えば、ラインを走るドリル)
・セルフフィードでのボール練習(ドロップフィードでのフォアハンドやバックハンド、トスフィードでのボレー)
・サーブとサーブトスの練習
・全てのショットに対するターゲット設定と方向性の練習
・スマッシュや高いグラウンドストローク、短いアタックボール向けのラケットフィード練習など
以上のような練習を取り入れて、効率的にスキルアップを目指しましょう。
6. テニスのフットワークとフィットネス
テニスの練習は家やコートだけでなく、他の場所でもできます。
近くのジムや公園でも一人でトレーニングが可能です。
ラケットとボールだけがテニス練習ではないんです。筋トレやフットワークの練習、柔軟性向上、有酸素運動もプレーの質を大いに向上させます。
特に年を取ると怪我のリスクが高くなるので、これらのトレーニングを日常に取り入れると、コートでのパフォーマンスが長続きします。
フットワークも良くなり、試合で有利になります。
テニスに特化したフィットネスのコツ
テニスに特化したトレーニングを意識しましょう。
トレッドミルやローイングマシンは全体的な健康や有酸素運動には良いですが、テニスコートで必要とされる動きには必ずしも適していません。
テニスは急激な方向転換や瞬発力が必要ですから、それに焦点を当てたトレーニングを加えてください。
まとめ
テニスの一人練習は、実に多くの利点や方法があります!
どのスタイルが自分に合っているか、いくつか試してみてください。
多くのプレイヤーは、自分の生活スタイルに合わせやすい、特に好きな練習スタイルを持っています。
TopspinProのYouTubeチャンネルでは、一人でできるテニスのドリルや、さらには役立つコーチングのアドバイスも公開しています。
筆者名:ゾーイ・ジェフリー
TOPSPINPRO 常任コーチ
イギリスとアメリカで17年間テニスコーチとして活動
【資格】
テニス専門のの学士号、USPTAエリートプロ、PTRプロ、LTAレベル4、PPRピクルボールプロ