テニスは楽しいスポーツですが、勝っているとさらに楽しくなりますよね。
それでは、コートでの集中力を高めて次のテニスマッチで勝つための簡単なコツをいくつか紹介しましょう。
目次
次のテニスマッチで勝つためのコツ
単に「勝つつもりで試合に臨む」だけでは実際には勝てません。
それは誰でもできます。勝つためには、明確な考えと計画が必要です。ここでは、次の試合で勝つために使える10の簡単なコツを紹介します。
1.「今この瞬間」にフォーカスしましょう
「なんでこんなミスをしたんだろう」とか「0-40になったら大変だ」と考えがちですが、そうすると頭の中は様々な想像や後悔でごちゃごちゃになってしまいます。
負ける恐怖や勝ちたい一心で緊張しすぎてもいけません。
大切なのは、今この瞬間、即ち「次の一点」に全力で取り組むことです。
次のテニスマッチで勝つためには、結果を気にするより、そのプロセスに集中することが大事。
スポーツの心理学者もこれが重要だと強調しています。
2. 信じる力
テニスはメンタルがすごく大事なスポーツです。
自分一人でコートに出て、誰の助けもなしに戦わないといけないんです。勝つ方法は必ずあるし、時間に縛られることもありません。
最後のポイントまで全力で戦いましょう。
3. スコアを把握しよう
簡単そうに聞こえるけど、実際にはプレーしながらスコアを覚えておくのは大変ですよね。
だからといって、相手にスコアの確認を任せないようにしましょう。相手が正直だとは限らないから、不正にポイントを奪われることもあります。
スコアを把握していれば、自分がどんな状況にいるのかもわかる。それによって、必要な戦術の変更ができます。
プレッシャーを感じたら、少し慎重に動くなど、状況に応じて調整ができます。
スコアをしっかり覚えておくことは、次の試合で勝つためにも大事です。
4. 快適な服装でプレーしよう
信じられないかもしれませんが、レギンスがずり下がってきたり、靴が足を擦ったりすると、ストレスが倍増します。
特に一日中難しいドロップショットを追いかけていると、それだけで気が散ってしまいます。また、暑すぎたり寒すぎたりするのも避けたいですよね。
その日の天気に合わせて服装を選び、コートで最も快適に感じられるよう心掛けましょう。
5. 一つのポイントに集中しよう
おそらく、あなたがラファエル・ナダルやオンス・ジャブールでない限り、戦術の名手とは言えないでしょう。試合中に戦術を練るのは難しいものです。
なので、シンプルに考えましょう。試合全体で集中する一つの要素を選びます。
それはサーブのトスか、フットワークか、もしくはフォアハンドをもっと活用すること、など何でもかまいません。
その一点を選んで、それに全力で集中してプレーすることが大切です。
6. 試合中に持参するメモが役立つ
テニスプレイヤーのジミー・コナーズは、試合中に母親からの手紙を靴下の中に入れていたそうです。試合が熱くなると、自分が立てた計画を忘れたり、興奮状態をコントロールするのが難しくなります。
そんなときに、短いメモやリマインダーが役立ちます。
何をメモしたらいいかわからない場合は、単純に「楽しむ」と書いておくだけでもいいでしょう。テニスの本質は、楽しみながらプレイすることです。
7. ルーティンを作る重要性
ラファエル・ナダルは、ルーティン作りの達人です。
彼のやり方を迷信だと思う人もいるかもしれませんが、彼は22回ものグランドスラムを勝ち取っています。
緊張する瞬間に、たとえば靴下の位置を微調整したり、ボールを足で転がしたりする小さなルーティンが、集中力を取り戻し、心が散漫になるのを防いでくれます。
8. うまくいっている方法は変えない
自分の得意なプレイスタイルや、特に集中している部分があれば、それを変える必要はありません。
自分にとって効果的だと分かっている手法を貫きましょう。
対戦相手のうまいバックハンドやキックサーブを無理に真似ることは避けましょう(実際、これは意外とよくあることです)。要は、シンプルな考え方が一番です。
9. リラックスして進めましょう
これは私が一番つまづくポイントですが、自分を過度に真剣に捉えすぎないようにしましょう。
もしテニスで生計を立てているわけではないなら、勝ったり負けたりしても大した問題ではありません。
確かに勝つのは良いことですが、テニスを始めた最初の目的を忘れないようにしてください。
楽しむため、いい勝負を堪能するためにプレイしているわけです。
悩む・苦しむためにプレイしているわけではないのですから。
10. チェンジオーバーの時間を有効に使おう
プロの選手が試合の合間にタオルで顔を隠すのを見たことがありますか?
それは彼らにとっての「オフィス」で、プライベートな時間なんです。
その時間を使って戦略を考えたり、リラックスしたりします。
でも、アマチュアプレーヤーはこの時間をあまり有効に使っていません。
多くの場合、ベンチを通り過ぎる際に水を少し飲むくらいです。
でも、その短い時間で心拍数を落ち着かせたり、水分を補給したり、軽食を取ることもできます。
次のゲームでどうするかを考えるいい機会です。これも一つのルーティンとして取り入れてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
テニスプレーヤーはそれぞれ異なるので、この中から自分に最も適したアドバイスを選んでみてください。
このアドバイスが参考になると嬉しいです。
筆者名:ゾーイ・ジェフリー
TOPSPINPRO 常任コーチ
イギリスとアメリカで17年間テニスコーチとして活動
【資格】
テニス専門のの学士号、USPTAエリートプロ、PTRプロ、LTAレベル4、PPRピクルボールプロ